銀座の美味しい名古屋コーチンのお店
10月初旬。古くからの知り合いの名古屋コーチンのお店の移転計画を伺いました。
このお店の社長とは20代前半からのお付き合いでかれこれ17、8年のお付き合いです。
計画を伺った翌週、工事に着手しました。(着工まで物凄いスピードです・・・(笑))
既存の厨房を半分にして客席を増設します。
今までの店舗の約半分に同じくらいの席数を確保・・・できるのか?皆半信半疑で工事を進めます。
解体完了まで4日。まさにドタバタです。
カウンターも途中で切り落としてL型に曲げます。これで3席増えます。
移転前の店舗に使用していたテーブルやカウンターのイメージ色と大分かけ離れていますのでそれを一新します。
壁面もグリーンや櫛引など模様のある壁面でしたがシンプルにスッキリした印象に。
下地処理ではただ壁ボードを貼りかえるのではなく、パテを使って丁寧に平滑にしています。(この方がコスト的は高いですが・・・)
下地処理のこの時、隠蔽されて見えなくなる場所ですが設備的にも相当の労力が注ぎ込まれています。
名古屋コーチンは普通の焼き鳥とは違い本当に脂が凄いです!ということは、当然煙も・・・・
お客様に煙が廻らないように換気設備には本当に本当に苦労しました・・・T次長、並びに作業員の皆さん本当にご無理ばかりですみませんでした。おかげさまで社長も大満足です!本当に目に見えない設備工事の難しさを勉強できました。
着工より2週間、やっと先が見えてきました。
内部、外部共に壁面の仕上は、「フッコーマヂックコートSP」という材料をジュラクのように細かく吹付けして仕上げました。
和風な仕上がりで汚れも付き難い材料です。水性ですので臭いも残りません。
より平滑な仕上がりのために下地処理には手をかけています。
外部には看板も。今回はカルプ材で立体的にしました。裏側から照明を当てて素敵な「顔」になりました。
内部では11月4日お店の心臓部である「焼場」に新調した焼台が設置されました。
新品の焼台で換気のテストを兼ねて「火入れ」です。※社長、顔出しちゃってすみません。
11月5日!オープンまで2日!家具がどんどん届きます。中では間に合わず、搬入トラックの上で組立です。
すぐそばでは外に置く看板も作業しています。
・10月16日~19日 解体工事
・10月17日~24日 電気、設備工事1期目
・10月27日~11月6日 電気、設備工事2期目
・10月20日~11月6日 造作工事
・10月23日~30日 塗装工事
・11月5日 看板工事
全工期21日間。本当にタイトなスケジュールで無事完成しました!
東京カレンダーに出てきそうな素敵なお店が完成しました!
10月はずっとここに居ました。
震災復旧などで補修工事の多い中、真新しい仕上げ工事に携われて感無量でした。
11月7日17:30
日が落ちるのが早く、気がつくとネオンが綺麗につき始めた時間。11月なんだなぁと実感しました。
どんどん生花が届きあっという間にお店の前は賑やかに。
オープン初日、何かあったら即対応しなきゃ!で独り外で出来上がったお店を眺めていました。
あっという間の21日間。でも中身盛りだくさんの21日間。
協力してくれた業者の皆さん、職人さん本当にありがとう!!!
始まってからのみんなの思いや発想も盛りだくさんなお店。
私の思いもめいっぱいなお店。時間がなくてもぎっしり詰まった技術と思い。
これからもずっと「思い」を込めて現場を仕上て行きたいと思っています。
さて、大忙しな店舗工事も一段落です。通常業務も年末に向けて追い込みます!
最後にこのお店の設計の先生をご紹介。。。。
元気で可愛い先生。最初はどうなることかと我々戦々恐々としておりましたよ。
今では仲良しの先生。「そうね、そうね。」先生の口癖。
風邪引かないようにね。身体を無理しないように!もう若くないんだからね♪